直火の炎で焼く美味しさオンリーワンのバウムクーヘン 40数年前東京トロイカで習得した当時の美味しさそのままに

フラワーバッター方式で生地を作り一焼のオーブンで焼くトロイカのバウムクーヘン
60数年前東京では普通のお菓子バウムクーヘン
でも今はのお菓子
フラワーバッター方式で生地を作り
一本焼のオーブンで焼いているのは今ではチロリアだけと思います。

バウムクーヘンの美味しさ
オンリーワン

昭和60年当時の東京ではフラワーバッター方式で生地を作り
一本焼オーブンで焼く日本人の嗜好に合った、東京トロイカの
あの美味しさをそのままに、58年間継続して焼いているのは
今では当時在籍していた私チロリアだけと思います。

バウムクーへの生地の作り方大きくわけて二つある
1)  フラワーバッター方式
2)  オールインワンミックス方式

バウムクーヘンと言うお菓子は、生地の作り方で
その美味しさはほどの差があるのです

  チロリアのバウムクーヘン01 チロリアのバウムクーヘン02  

生地の作る方法によって美味しさは全然違うのです。

**フラワーバッター方式で生地を作り
昭和25年石黒茂様がトロイカ創立以来、フラワーバッター方式で生地を作り、
一本焼のオーブンでバウムクーヘンを作り始めた時から、
この方法で生地を作り日本人の嗜好にあった、喉越しのいい
美味しいバウムクーヘン作っていたのです。

*オールインワンミクス方法で生地作り方が
(大型オーブンの使用にはこの生地作り方が合っていたのです。)

昭和70年頃機械メ―カが経済性・効率性のいい3〜6焼の大型オーブンを開発、
当時バウムクーヘンは全国的ではなく、東京でもバウムクーヘンを造っている
洋菓子屋店は数えられるほど、バウムクーヘンの人気は凄いものがありましたが、
バウムクーヘンを焼く『ノウハウ・レシピ』を知っている洋菓子屋さんは皆無、
そこで当時の機械メーカーはバウムクーヘンの作り方を知らない、皆さんに
大型オーブンを売る為に、大型オーブンの為の『ノウハウ・レシピ』を考案
それがオールインワンミックス方法と言う生地の作り方なのです。


今までもバウムクーヘンの作り方も知らなかった、洋菓子屋さん・ホテルそして
和菓子屋さん・パン屋さんまでもが、バウムクーヘンを焼くようになったのです。
このノウハウ・レシピが大型オーブンと共に全国に普及して50数年
今では全国の95%以上のバウムクーヘンが『ソフト』な喉越しの悪い
お菓子になってしまったのです。
生地の作り方が先輩から後輩に、親から子息にまた独立開業にと、受け継がれ、
現在はオールインワンミックスのレシピで生地を作り焼いているのが
全国のバウムクーへンの95%以上がこの方法です。


全国どこで買ってもみな同じ様な、
ふわふわの喉越しの悪いソフトなお菓子なでのす。
違いと言えば中に入っている、副材料・添加物の違いでしょうね。
研究熱心な大手に成れば成程、使用している添加物・副材料は多いと思います。
見ても何の為にと思う様な、とんでもないものまでいっぱい入っています。
これもオールインワンミックス方法で生地を作り大型オーブ焼く為の業かもね。
副材料・添加物を多く入れたからと、喉越し良く・美味しくはならないのですがね。

  チロリアのバウムクーヘン01 チロリアのバウムクーヘン02  

なぜオールインワンミックス方法の生地で作れば
喉越しが悪くなるのか?原因それは『グルテン

皆さんは考えた事もないでしょうね。

私の勝手な推測です。
この方法は油脂以外の材料をミキサ−で高速で撹拌する為に、
粉が水分(水)と出会いグルテンが出る、必要以上に空気を抱く(含む)為、
ボ―ルからこぼれそうで、こぼれないくらい生地が良く泡立ちます。
粉の85%はグルテンです特徴は張力(ゴム)の様な性質があり、
生地の時は『糸瓜』の様に、緩やかに絡み合っているから、
空気を必要以上に抱き(含む)み、こぼれそうで、こぼれないのかもね、
これもグルテンの仕業かもね、。、、


オールインワンミックス方法で生地を作れば、グルテンがどう作用するのか、
グルテンが出た生地を高温で焼けば、グルテンが糸瓜の様に強固に絡み合い
喉越しの悪いバウムクーヘンになる、皆さんは関心ありませんか。

**これ私チロリアの勝手な推測です**

チロリアの使用している材料は
砂糖・薄力粉・マーガリン・卵・ラム酒・サラダオイル
生クリーム・蜂蜜・コーティング用にチョコレート
以上です。
添加物は逸済使用していません。

オールインワンミックス方法で
生地を作り大型オーブンで焼くと

***オールインワンミクス方法での生地で、大型オーブンで焼く利点・欠点

  1. 芯棒に生地を架ける(付ける)時、生地切れがよく整形をしなくてもよい事、
  2. 15pのバウムクーヘンを焼くのに、窯の中が高温の為、フワフワの柔らかい生地の為火通りが良く、必要以上に良く浮き、所定の大きさに早く焼ける。フラワーバッター方式の生地で焼く本数の倍のバウムクーヘンが作れる 儲かる

***オールインワンミックス方法の生地を作り
大型オーブンで焼いている皆さんはこの大事なことを知らない、

  1. 粉のグルテンが出てしまい『ソフト』な喉越しの悪い軽いバウムクーヘンに成る、
  2. 生地が軽いために焼成中に落菓しない
  3. 6本焼の場合い、一本目は生地皿の上生地付け中、2本目は見える位置、3本・4本目は窯の中400℃〜500℃の高温の所、5本目はガスバーナの処で焼成中、6本目は生地付け待来中。各芯棒は30数秒の持ち時間があり、3〜4本目は高温の所で必要以上に生地が良く浮き、一度焼いたクーへンの奥深く熱が通る(入る)事によって粉のグルテンが高温により、糸瓜の様なグルテンが『強固』に絡み合う事に拠って喉越しの悪いバウムクーヘンに成る。 (糸瓜=ヘチマ
  4. バウムクーヘンの焼き立ての温かい時は、わざわざクリームやジャムなど添えなくとも食べれます。時間が経ち冷たくなれば、もぐもぐと、高温で焼成しているためにグルテンが糸瓜の様な絡みが、バウムクーヘンが冷たくなると強く出る、(グルテン同士が糸瓜の繊維の様に絡みあった状態これは私の勝手な推測です

***フラワーバッター方式で生地の利点・欠点

  1. 生地が硬めの為、生地付け後成形をする。
  2. 焼成は焼く時だけガス火の炎と熱があればいい、
  3. 粉は手で撹拌するためにグルテンは出ないので、喉越しのいい日本人の嗜好に合った美味しいバウムクーヘン出来る。
  4. 生地が少々重く為、焼成中に落菓する事もある。

オールインワンミックス方法の生地を大型オーブンで焼けば、
喉越しの悪いバウムクーへンに成るのはこれしか考えられない。

グルテンのいたずら

日本人の嗜好にあった喉越しのいい美味しいバウムクーへン
それはフラワーバッター方式で生地を作り
一本焼のオーブンで焼く事です。

スポンジでも焼き過ぎると、グルテンが糸瓜の繊維の様に絡み合った
状態になる。
バウムクーヘンが温かい時は気になりませんが、
日が経てば粉のグルテンが高温で焼成している為に、グルテンの糸瓜の様な絡みが、
強固な為、もぐもぐと喉越しの悪さに現れる。
オールインワンミックスで生地を作り、大型オーブンで焼けば喉越しのいい
バウムクーヘンが焼けない理由です。

現在のバウムクーヘンと言うお菓子が何故『ソフト』な
喉越しの悪いお菓子になるのか、それにはこんな理由があったのです。


グルテン同士が糸瓜の繊維の様に絡みあった状態(これは私の勝手な推測です。)
フラワーバッター方式で生地を作っていますがこの様な事はありません。


昭和37年代〜60年代当時のバウムクーヘンの生地の作り方は、フラワーバッター方式で生地を作り、一本焼のオーブンで一本一本・一輪一輪焼いていたのです。だから当時の東京のバウムクーへンは、消費者の皆さに人気があったのですね。

バウムクーヘンを焼いて58年大型オーブンで焼いたバウムクーヘンが
美味しくない理由がやっと分かった。私が焼いているトロイカの方法が正解と言う事が。

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